海南島/三亜市



 関空から広州で乗り換え,まず訪れたのは海南島三亜市。
 海南島は、中国の最南端に位置し,南シナ海に臨んでいる。南シナ海の向こう側はフィリッピン。台湾を除いて中国最大の島で九州と ほぼ同じ大きさである。
 熱帯気候に属し,1年中気候は温暖。
 「三亜市」は,この海南島の南端の海沿いに位置し,海岸線約20kmに美しい白砂のビーチが拡がり,松林ならぬ椰子林が連なり日陰を 作っている。海岸通り沿いには新興リゾート地らしい真新しく近代的なホテルが幾つも立ち並んでおり,「中国のハワイ」というのも 頷ける。
 大型客船が発着するのは鹿児島のマリンポートのような出島。この出島には,ドバイの高層ビルを思わせる近代的なデザインの高層 ビルが5個並んで建っていた。
ガイドの説明では,「ホテルアパート」として1年のうち2ヶ月ほどを契約者が使用し,その他の時期はホテルとして使用されているとか。
 冬場寒冷地となる中国本土の人たちの避寒の別荘地として人気が高いらしい。アメリカ領のハワイやグアムを敬遠するロシア人も多く 来ると言っていた。
 2010年に中国政府が「国際観光島」として大規模開発とノービザ・免税などによる観光産業の推進に乗り出し,以降急速に発展した ようだ。
 昼間かんかん照りで日差しが強く,ビーチでは海水浴客が海を楽しんでいた。

 三亜市はクルーズ船の発着地だったので短い滞在だったが,短期間に急速に発展する中国の姿を目の当たりにした。三亜市の街中には, ことし1月中旬からNHKドキュメントでやっている世界一周ヨットレースに「三亜号」というヨットが出走していたが,その三亜号らしき ヨットが波を蹴っている特大のパネルが市内に掲げられていた。


 
20kmほど続いているビーチ ビーチ
一泊したリゾートホテル 中庭にプール
  
リゾートホテル群が立ち並ぶ ビーチとの間にプール
鹿回頭公園から見下ろす三亜市内 ドバイにあるような高層ホテル,大型客船が小さく見える。
先住民の厄除けのまじない(鹿回頭公園) 鹿回頭公園の伝説の像(振り返るシカと若者)
ホテルの近くの露天商 港の風景(船上から)

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