スーパースター・アクエリアス号



 今回の「スーパースター・アクエリアス」は,全長約230m,総トン数51千トン,乗客定員1500余名。イタリアで座礁した 「コスタ・アレグラ」号(全長187メートル、29千トン)より二回りほど大きいクルーズ船である。

 もともとノルウェークルーズラインに属しアラスカ・ハワイを起点に運行していたらしいが,今はシンガポールのスタークルーズ社 に属し香港を母港としている。
 スタークルーズ社のクルーズは,誰でも気軽に楽しめる「フリースタイル・クルージング」としてカジュアルなクルーズを謳って おり,物足りない人もいるかもしれないが,とくに決められたドレスコードはなく,ディナーも襟付きのシャツにスラックスでOK。 クルーズ料金もお手頃である。
 とはいえ船内は,レストラン6カ所,スイミング・プール,ジャグジー,ジョギング・トラック,バスケットボール・コート, ゴルフ練習場&パターゴルフ場,スパ&サウナ,チャイルドルーム・・・等施設は完備しているほか,カジノや本格的なショーが楽し める豪華客船である。
 船長は,親しみの持てる感じのスウェーデン人,2日目船長の招待パーティーのときには,乗客の一人一人と記念写真に付き合っていた。

 1月中旬,イタリアの大型客船が座礁事故を起こし30人以上の犠牲者を出した直後でもあったが,乗船後すぐに,乗客全員ホール に集められ,万一の場合の合図のサイレン,各エリア別の集合場所,ライフジャケットのありかなど説明の後,実際にエリア毎のグループ に分かれて避難場所へ移動してライフジャケットを着ける訓練が行われた。

 実質3泊2日の短いクルーズ,かつ中2日は寄港地観光だったので,十分に船内を楽しむ間はなかったが,バスや飛行機等で移動する 旅行に比べ,荷物の持ち運びはなく,寝ている間に次の観光地へ着いているので楽ちんである。



ハロン湾に停泊中の「スーパースター・アクエリアス」(全長230m) 午後のティータイム賑やかだった9Fデッキ
  
9Fのスイミングプール チャイルドルーム
12Fのジャグジー カラオケルーム
バスケットコートでホッケーを楽しんでいた 4F客室の通用路
Dエリアの非常時集合場所(7F) 9Fマリナーズ・ビュッフェ
ホールでのショー 船長挨拶,女性は中国語通訳
スタッフ紹介 部屋に戻るとベッドの上にタオルの象さんが置かれていた。
広州で最後の晩餐(下船後) 子豚の丸焼き,広州名物とか(下船後)

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