バイクを愛するものにとって一度は走りたい「北海道」。だが、九州の南端、鹿児島から北海道は遠い。
それでも北海道を走らないとバイクから卒業できない。
周りには、リタイアして直ぐにマイカーで北海道をくまなく回った人、宗谷岬から単独自転車で日本列島を南下縦断した元気なシニアもいる。
ついこの間まで非常勤とはいえ仕事に就いていたので、行きたくとも自由が効かなかった。やっと仕事から解放され、毎日が休日になった時は既にアラセブン、元気もそんなに残っていない。と言うわけで、フリーになって即、北海道ツーリングを実行することにした。
「北海道ツーリング」となると、1,2泊のショートツーリングと異なり、ルートや宿泊、携行品など周到な準備が必要。寒さ対策、暑さ対策、雨対策、想定されるバイクのトラブル対策、熊対策、自分の健康対策・・・・など。想定外の津波・放射能対策まではやらないが・・・。
▽ 走行ルート
広い北海道どこを走るか迷ったが、最終的にルートは、敦賀からフェリーで苫小牧に入り、道央(富良野経由)から西海岸を最北端の宗谷岬へ、そして網走、摩周湖、知床半島、根室、釧路、足寄と周り、再び道央部を北上して層雲峡、旭川、札幌、小樽まで行き、元気が残っていたら函館から東北へ渡る、すっかり疲れた場合は小樽からフェリーで舞鶴に帰るという計画。
▽ 北海道ツーリングに当たり準備したこと。
@ 計 画
ルートや時期などツーリングの具体的な事項について、2年ほど前からガイドブックを購入したり、ネットのツーレポでルートを参考にしたり、必要なグッズをリストアップするなど準備した。
A GPSロガー
走行ルートを詳細に記録してくれるGPSロガー(Holax m241c)を入手、容量的に2週間の走行をカバーできるか疑問だったが、十分余裕があった。
B ナビ
昨年、夜の横浜で道に迷ったため、長男が買ってくれたGarminのハンディGPSナビを持参。主に市街地で利用、おかげで道に迷ったことはほとんどなかった。PCとの相性も良く走行ルートをGoogle Mapに落とすことができるので、GPSロガーの補完用としても活用。
C モバイルPC
GPSロガーの容量が足りなくなったら記録データを落とすつもりで、モバイルPCを準備、モバイル無線は準備しなかったが、ビジネスホテルでLANコードを利用、天候やWebMailのチェックに結構重宝した。
D タイヤとバッテリーを更新
台湾一周の時、同行の一人からタイヤで失敗したと聞いていたので、出発の前に前・後輪とも交換。バッテリーも冬場時折不調だったので新品と交換した。
E 工具入れ
ポリ水道管を利用した工具入れを製作、シーシーバーとナンバープレートの間にセット、口径の大きい管を使ったので空気入れと車載工具、パンク修理材等を収容した。結果的に使うことはなかった。
F 電 源
GPSロガー、ナビと携帯充電用にバッテリーからシガーソケットとUSB端子の電源を取り出し、いつでも使えるようにした。
G JAF加入
万一のトラブルに備えて保険としてJAFに加入
(2011/07)
以下,ツーリング日記と写真
▽ ツーリング日記 (ちょっと長いです)
▽ 北海道のフォト