いつかクルーズ,一度はクルーズ
豪華客船によるクルーズの旅!!
これまで全く考慮の外だったのだが,職場をリタイアしてから既に5年,まともにカミさん
(鹿児島では「ウッカタ」という。)へ感謝の意を表していなかったので,この際,思い切って豪華客船によるクルーズを
サービスすることにした。
我が家のウッカタは,10数年前になるが,鉄砲伝来450周年の際,東京から鹿児島まで「日本丸」に友人と乗ったことがあり,
クルーズの”贅沢”は経験済み。
クルーズは我々一般庶民にとってはほど遠いが,欧米人にとっては日常茶飯事かというとそうでもない,食事で相席になったルイジアナ州から來たというアメリカ人夫妻は「結婚25周年記念で来た」
と言っていたし,白人も年配者がほとんど,欧米人であっても手軽にいつでもと言うわけではなさそうだ。
一方で,クルーズは7,8回目という日本人の夫婦もいた。
期間中,高級ホテルに泊まっているようなものだが,中でも楽しみは食事,ダイヤモンドプリンセスには5つのレストランがあり,
メニューが毎日替わる西洋コース料理(日本料理なし)。24時間営業のビュッフェ式サブレストラン,サンドウィッチ・
ピザコーナーは別にあり,朝・昼はこちらで十分,ゆっくりしたいときはルームサービスを部屋に頼むこともできる。
ルームサービスは指示した時間に持ってきてくれる。ギャル曽根がレストランを何カ所ハシゴしてもOK。日によっては,
デッキでケーキやフルーツ,スープのサービスもある。
プール,ジャグジー,筋トレのジム,パターゴルフ,ピンポン ……,何でも自由に利用できる。毎夜催されるショーやダンス,
ジャズ演奏,映画を観賞するのも自由。
社交ダンス教室やゴルフニアピン大会にも参加でき,アートオークション,カジノ,バーは有料だが楽しめる。
別に一日何もしなくても良い。子供は年齢別のキッズルームがあり,スタッフが預かって遊んでくれる。
毎日異なるイベントがあり,朝,船内新聞で知らせてくれる。(英語版だが,日本人には日本語の抜粋版があった。)
8日間のクルーズ期間中,寄港地観光が3回あり(このクルーズで,120件ほどの寄港地観光のメニューが用意されていた。),航海中は氷河やラッコなどを探したり景観を眺めて,昼間のイベントは
ほとんど見逃した。船内は2,600人が暮らす町であって,あちこち歩き回ったけれど全て見たかどうか分からない。
何日も船の中ではヒマそうだが,8日間,結構忙しかった。
部屋の掃除は,スチュワードが1日2回やってくれる。
家族のために年中ヒマのない?奥様方,あるいはヒマの多い?奥様方にとって,毎日豪華なコース料理を食べ,炊事・掃除を忘れられる,
正に「夢の日々」である。
世の御主人方!!「クルーズは奥様に最高のプレゼントですよ」と申し上げたい。しかし,薬が効きすぎるおそれ?大いにあり,
既にわが家ではその兆候が………。
服装でフォーマルという日があるので,荷物が若干増えるが,一旦船に持ち込むと衣類などは全て取り出して船室のクローゼット
や家具に収め,下船までスーツケースを開け閉めすることもない。寄港地観光では,手持ちバッグで十分。
乗客は夫婦連れだけでなく,友達同士や,同級生同士,両親と同行などのほか,1人参加で自由に行動している人,
車いす参加の人も数組おり,我々と同じようにクルーズを楽しんでいた。
ちなみに,このときの旅行代金は4段階あり,@内側ツイン鹿児島発着318千円(関空発着298千円)A海側ツイン368千円(348千円)
B海側バルコニー418千円(398千円)C478千円(458千円),24時間見晴らしの良いラウンジにおれるので,船室は寝るだけ
の部屋でも十分である。この料金には,往復航空賃,寄港地観光を含み,サービス内容からするとかなり割安感がある。
このほかにポートチャージ等別途料金があるが,時期的に航空機燃料サーチャージが申込時から2回も値上げになり,余分な負担を強いられた。