真 夏 の シ ド ニ ー

 ことし(2003)1月,4泊5日で前回オリンピックのあったシドニーを訪ねた。
ソウルを経由,移動時間を引くと実質2泊3日,南半球は真夏だった。以下は初めてのオーストラリアの印象や 知り得たことなど。2日目のキャンベラは山火事の煙に覆われていた。

 [旅行の概要]
行先 シドニー
日程 1月16日(木)〜同20日(月)の 5日間
行程 初日  鹿児島→ソウル(半日ソウル市内)  夜ソウル発
   2日目 朝シドニー着(シドニー市内見学)
   3日目 250Kmの「キャンベラ」へ(OPツアー)
   4日目 100Kmの「ブルーマウンテン」へ       夜シドニー発
   5日目 韓国経由 鹿児島空港
飛行機 鹿児島・ソウル間   1時間半
    ソウル・シドニー間  9時間40分(8,400Km?)
時差 2時間(シドニーが早い)
通貨 オーストラリアドル(A$)1A$=70円程度
   但し,両替手数料を取られて78円程度になる。
 
 [行って見ての印象]
@シドニー
・ 南半球は遠い,気温40度の真夏と,ソウルは真冬の3度で大ギャップあり。
・ オーストラリアの国土は日本の22倍,人口は日本の6分の1(1,900万)
・ シドニーは,イギリス人が初めてオーストラリアに上陸した地点で,現在は海に面した大都市。白人,日本・韓国などアジア系, 南欧系白人,色黒のアボリジニか黒人系などいろんな人種で賑わっていた。
・ 白人のオーストラリア人は大柄,タテヨコ大きい。大人の男性は総じてお腹が出ている。女性も体格がよくグラマラス,夏場の ため服装も解放的。
 原住民のアボリジニについては,いたかも知れないが判別できなかった。
・ シドニー市内には,150mの高さから眼下の市内と地平線が望めるシドニータワーをはじめ観光ポイントがたくさんある。
・ オーストラリアの産業の第1位は鉱業(石炭),2位酪農,3位観光というほ ど観光に力を入れている。一番のお得意さんは鉱業, 酪農,観光とも日本?
・ 日本人の若者が多い。記念写真撮影・オーストリアドル両替・宝石店・免税店・おみやげ店…どこにでも日本人がいて日本人観光客を 相手にしている。韓国人らしい者も多く目に付いた。
・ 日本人観光客も多い,行く先々で日本語が聞かれた。
・ ちなみに飛行機は往復とも満席状態だった。
 
A首都キャンベラ
・ シドニーから車で片道3時間半,高速道路を走り,キャンベラまで往復した。高速代金250Kmは,普通車で3j30k(230円), 以前は無料だったとか。
・ 途中,給油所・サービスエリアは一カ所のみ。土地が広いので上下線の間のセンターは緑地として植栽され広々取ってある。
・ 高速道両側の景観は,平原もしくはユーカリの林,見渡す限り広々とした原野。時折,柵も見えない広い平原に馬,羊,牛の 群が放牧されている。
・ 速度制限110Km,自転車乗入れOK,バイク2人乗り可,動物飛び出し注意標識あり,カンガルーの事故死骸をいくつか見かけた。
・ 初心者マークは乗り入れ不可
・ 隠れての取締は禁止されており,路上でパトの警官が身を晒してスピードガンを構えて計っていた。これでブレーキを踏ま ない奴もいるか…?
・ カンガルーは年3回繁殖し,増えすぎるので事故死は放って置かれ,生息数の多い地区の高速道では事故死が相当数になるらしい。
・ 夜行性で昼間野生のカンガルーを見たのは1回だけ,思ったより小さい。
・ オーストラリアは山火事が日常茶飯事で,火事の中の高速道を走ることもあるという。両側に火事の痕跡のある所を数カ所通った。
 
・ キャンベラは,首都として計画的に造られた街,国会議事堂を中心に円形・放射状に道路があり,中央部には大きな人工湖 が配され,湖の中央の噴水の高さはスイスの次だったが韓国に追い越され,現在世界第3位。
  大きな街路樹,建物間の空間に造形美はあるがシドニーのような活気はない。

・ この日キャンベラの空の半分を桜島の灰のような煙が覆っていた。
 山火事の煙で,一部は火を反映して赤く染まり,所によっては黒こげの葉っぱが風に吹かれて飛んできた。火元の炎までは見えず。
・ この日の山火事はとくにひどかったらしく,2人死亡,30人近く負傷,100戸余りが焼失と翌日聞いた。帰りの 飛行機で日経にも記事が出ていた。
・ 出火の原因は,以前は自然出火が多かったが,最近たばこのポイ捨てや放火もあるとのこと。ユーカリの葉は油を含むの で夏は発火しやすい。
 
・ 国会議事堂は,行事がない限り誰でも入れる(セキュリティーテェックあり)。
 非常にオープン,多くの家族連れや観光客が入っていた。グループや時間によっては無料で案内・説明してくれる。日本の 国会はこうはいかない。
  建物は,大理石をふんだんに使い,真新しく,議場らしい大広間では丸テーブルが並び今夕のパーティーの準備中だった。
・ キャンベラの一角には,各国の領事館が軒を連ねており,中国が一番大きく日本は一番小さい建物だった。あの羽振りの 良い外務省にしては??

B世界自然遺産「ブルーマウンテン
・ ブルーマウンテンの名は,ユーカリの樹海が油滴を発散し,遠くから見ると山全体が青く映えることから名付けられた。
・ シドニーから100Kmあまり西にあり,列車でも行ける。
 広大な青緑のユーカリの樹海の中に赤茶けた砂岩の山肌が見られ,阿蘇の外輪山を数倍大きくして外輪山の上からはるか向 こうの山並みと下の樹海を見渡す感じである。オーストラリアは砂漠の大陸かと思ったがイメージと異なる。

・ 樹海の入江部分にロープウエイ,樹海に降りるトロッコ電車がある。
・ ロープウエイは樹海の上で一時停車して,シャッターを押す時間をとってあるが,周囲は一面樹海。
 トロッコ電車の傾斜角度は最大52度あり,ギネスブックに載っているそうな。
 岩の斜面を足下に引き落とされる感じで,アッと言う間に樹海に滑り降りる。
・ 展望所手前の砂岩に尖塔のような3つの奇岩があり,3姉妹の岩と名付けられている。 
・ トロッコ電車で樹海に下り,遊歩道を歩いて別なロープウエイに乗り上に戻る。
・ ここの樹海は富士山麓の比ではなく,入ったら一生出てこれないという。

・ 帰り,「ワイルドライフパーク」というオーストラリアの動物・鳥を集めた動物園に立ち寄った。
  コアラ,カンガルー,ハリネズミ,蛇類,ミュー,フクロウ類,インコ類など,動物は飛び出しそうな低い柵の中に 入っていた。
・ コアラは抱くことは禁止だが,軽く触れて一緒に写真に収まることはOK。カンガルーと違って,野生ではほとんど 見られなくなり絶滅危惧で手厚く保護されている。
 
Cその他
・ とにかく土地がだだっ広い。人が住んでいないところは政府が管理,木の一本伐採禁止。
・ 屋根の色を茶色に統一,古い建物は保存,大陸内への動植物の持ち込み禁止,魚釣りも許可証必要など,規則はうるさそう。
・ 空港で荷物引き取り後,写真を撮ったら警備員が飛んできて削除させられた。
・ 一方,国民はおおらかで自分の生活を楽しみ,働きたがらない。土曜は平常の1.5倍,日曜は2倍の賃金になると言う。 このため19日(日)に飲んだビールは定価の5.5jが6jと割り増し。
・ 金,土曜は隣近所での持ち込みパーティが多いそうだ。日曜は教会と家庭サービスと休養の日。

・ オーストラリア人の平均給与は週給500j(35千円),男女差なし,能力給。所得税が高く平均22%。福祉とくに リストラによる失業保険は就職まで支給されるとのこと。
・ インターネットは案内書にアナログ通信とあったが,シドニーの街角にネット屋(15分1j)があり,留守宅・本校と メールの送受信ができた。
 ネットでは韓国が進んでいる。空港に有料のネット電話があったほか,国際線待合室には無料パソコンが置いてあった, 但しハングル文字で勝手が違った。
・ 物価は,外で買物した人の話では安いと言っていた。案内された土産屋さんそれほどでもない。(消費税は10%)
 
D食べ物
  オーストラリア料理はステーキと焼き肉,ステーキにはピーマン,キュウリ,ジャガイモ,人参がついているだけ,「オーストラリアの 主婦は楽」とは同行女性軍の意見。
  食後必ずアイスクリームのデザートが付き,オーストラリア人はビールと食後のアイスで太るとか。
  滞在中,昼夜6回の食事のうち3回は中華,あとの3回はクルーズディナー,シーフー ド,ステーキ。(食事と言えば,大韓航空で 鹿児島・ソウル間で1回ずつ,ソウル・シドニー間で夜と朝の2回,都合6回機内食が出た。夜はビビンバかビーフ, ビビンバが美味しかった。朝は 軽食で大したことはない。)
  オーストラリアでの飲み物は,ビール・赤白ワイン・ジュース類,いずれもやや大きめのカップに1杯5(350円)〜6j(420円) 

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